腹筋の効く身体〜歪みと筋肉の働き〜 O脚、右肩下がり、慢性腰痛
50代男性 Nさん
「何もしないと後ろに倒れそうな感じです」調整直後のNさん。 慣れ親しんだつま先負荷の前重心に戻そうとするのをやめてもらい、身体のどの部分が働いてる感じがするか尋ねると 「・・・あ、腹筋だ(笑)すごいきてます」
運動習慣と言えば、週に1度のランニング位です。
数年前、調整開始当初は、がに股O脚、上半身の横ずれ、右肩下がりなど、いずれも大きく歪み、かなりガタガタな状態でした。股関節や首、腰、腕など全身不調でご相談に見えましたが、骨格状態の改善とともに減少していきました。しかし、横からみた時の前のめりな重心だけは中々変わらない点でした。
歪みの影響で、姿勢維持以外の筋肉の発達が強いと、歳をとるほど、体幹部の筋肉は衰えていきます。老化に伴うO脚の悪化や身長の縮みは、増加し続ける歪みにより、筋肉の働きが低下し、骨格の支持力が低下、姿勢維持が難しくなってきた結果起きてきます。
50代のNさんが、特別な運動なしで筋骨格状態が数年前より明らかに整っていくというのは、普通有り得ないことです。
腹筋が弱い、鍛えても強くならない、年々胴回りの締りがなくなり脂肪の蓄積が止まらない、というのは加齢による影響もありますが、直立二足歩行で活動しているけれど、実際は身体が「立てていない」状態にあると考えています。これは骨格本来の状態で立てていないことを意味します。
骨格細分化調整で対象とする「マス目の歪み」は、増加し続ける歪みの進行を防ぎ、減少させていく方法です。そのため調整が進むと、本来の骨格状態に身体が向かいます。より良く立てるほど、必要な筋肉は適切に働こうとし始めます。
「普通に立つだけで、こんなに腹筋効くものなんですね〜」驚き顔でお帰りになりました。