何気ない打撲と全身の違和感 40代 女性 Hさん
相談内容
右半身が突き上がってるような感じで、立ってると左に傾いていくような感じがする。
右脚の関節の動きが悪いのか、歩いてる時も右脚が棒状な感じの歩きになってしまう。
心当たり
違和感が起きる前日に、自転車 止めに足部の甲をぶつけた。
調整前立位
ご本人の感覚通りの、右肩上がり。右半身の緊張が強い状態。
調整箇所
直接打撲のあった右足甲
調整しては立位チェックを数回繰り返す
「不思議、普通になった。痛みもアザにもならなかったのに、歪んでたんですか?」
痛みはその日の夜にはほぼなくなり、腫れやアザにもならなかったそうです。
その時の痛みは鋭く深い突き刺すような感じだったそうで、右半身の緊張はその時のものと考えます。
腫れやアザにはなりませんでしたが、ピンポイントでマス目お歪みが生じており、その歪みが足根骨全体の動きに影響していたものと考えられます。
おそらく時間の経過とともに、立位や歩きの違和感も減少していくものと考えられますが、それは歪みが治ったり消えて無くなったということではなく、身体内部に吸収されていくものと考えています。
良く言えば吸収とも言えますが、実際は内包、言い方を変えると押し込まれていくとも言えます。
若いうちは軟部組織の潤い弾力が充分にあるのでゆがみを内包していっても動きに明らかな影響が出ることは少なく済みますが、加齢や、内包出来る容量の違いから、少々の歪みでも大きくえいきょうを受けるHさんのような場合もあります。
また直接打撃によるマス目の歪みは、広い面での衝撃では起きにくく、ピンポイントの当たりで歪むケースが多々あります。
明らかに歪んでいてもそんなに気にならない身体感覚の方もいれば、ぱっと見ではわからないていどの歪みでも、本人感覚は強い不快感を感じる方もいます。
Hさん、後者のタイプでしたので早々に相談に見えました。
「マス目の歪みという整体がなかったら、立ちにくくていつもイライラしてたと思います(笑)いつも身体曲がってる感じが気持ち悪かったんですけど、そんなに気になるの私だけで、変なのかと思ってました」